◉ 令和5年3月18日(土) 午前10時30分~11時30分
◉ 笹丘小学校 体育館
笹丘小学校の卒業式の2日後の3月18日に,小学校の体育館では福岡市科学館の出張プログラム「ふうせんでロケット」が行われました。笹丘公民館の草島館長の「実験では,1.先生の話をよく聞こう,2.どうしてかなあと考えよう,3.実験を楽しもう」の挨拶の後,科学館の田中先生(上記写真)の説明がありました。(おもむろに取り出したバルーンアート用のふうせんを片手に)田中先生の「ふうせんは飛ぶだろうか?」の課題に,子供達は「?」「こうしたらどうだろう?」と課題にどっぷり浸かっていきます。まさに知的好奇心のスタートです。
そして下の「①そのまま」へとつながっていきました。それでは,この後は写真をもとに実験の成り行きを想像して頂ければと思います。
予想通り。あまり飛びませんでした。それで「困った!」「どうしよう?」
次は,先生から「紙を切ってふうせんに巻いたら」の提案を元に……。
少し飛ぶと,「次に羽根をつけてみよう。」へと発展していきます。
最後に,田中先生から余った紙を自由に使って「もっと飛ぶように……」と課 題を与えられると,子供達は水を得た魚のように,自分のロケットを創り出して行きました。その時のロケットは下の通りです。(全員のロケットは撮れませんでしたが……。)
創り出している子達にちょっと聞いてみました。
館長:「どんな工夫をするの?」
子供:「羽根を増やしてみます。」
子供:「私は,おもりと羽根を増やします。」
子供:「僕は,……。」
聞くとすぐ答えが返ってくるのは,「ロケットを飛ばす」課題にどっぷり浸かった子供達の素晴らしさでしょう。下のさまざまなロケットにはその答えが反映しているようでした。
科学館の出前講座バルーンアート用の風船でロケットを作りをしましたが,田中先生がさり気なく『空気抵抗』などを考え,より遠くへ飛ばすように方向付けた 「創作型の実験」に対して、まわりで見ていた大人達も引き込まれていきました。
「考える」ことにしっかり没頭してしまう「素晴らしい実験」を与えて頂いた福岡市科学館のプログラムと担当していただいた田中先生に感謝いたします。