笹丘公民館のブログに新しいページ 特集「ささおか」をスタートします。この 特集「ささおか」では、笹丘公民館に関わる話題をいち早くお伝えするページとなります。乞うご期待下さい。
今回は、最初の特集として、笹丘公民館北側の「桜」の今をご紹介いたします。
この桜は笹丘校区の方々の自慢の桜です。「枝振りも立派な桜」「匂いがいい」「最初は真っ白だけど、だんだん少しずつピンク色になっていく」「オオシマ桜らしい」等、自慢の言葉には若干違いはありますが、今年も満開となりました。
桜の木の下で桜の写真を撮る人、近くの老人ホームの方々でしょうか車椅子を使って大勢で鑑賞に来られる方々、そして通り道で足を止める方。それぞれ思いは違いますが,
「今年もやっと咲いてくれた。」「春がやっと来た。」
コロナ禍の3年間も終わり、今年の咲きぶりは、絶対一番だと思うのは私だけでしょうか。
大島桜(オオシマザクラ)が満開の期を見て、3月28日(火)に、小笹にある福岡市植物園の「緑の相談員」さんを訪ねて、校区のこの大島桜のことを聞いてきました。そこで伺った話は、
○ 本来の大島桜であれば、花が咲くと同時に葉も一緒に出てくる(しかし、この大島桜 は、最初のうちは葉は出ていない。)
○ 本来の大島桜であれば、花びらは、5枚が普通。(しかし、この大島桜は5枚のもあ るけど、10~12枚までと八重の形でついている)
このようなことから緑の相談員さんは、大島桜のたくさんある変種の中の「薄重大島桜」(ウスガサネオオシマザクラ)ではないかと言われていました。断定はできないとも言われていました。と言うことで、今後は、私達も「大島桜」として紹介させていただきたいと思います。
※ 緑の相談員さんについては、伺う前日に電話で予約をさせていただいた折りに、わざわざ本大島桜を事前(前の日)に見に来られ、サンプルとして花房を持ち帰って調べておられました。
※ 頂いた資料の中にあった一節から
「薄重大島桜は、神奈川県真鶴町で牧野富太郎が発見したオオシマザクラの半八重の品種です。牧野はこれをもって里桜の諸品種がオオシマザクラから生じたことの証拠であるとしました。オオシマザクラは変異が多く、里桜の中にはオオシマザクラそのものの変異といっていい品種もあります。」(牧野富太郎は、NHKで4月から始まった朝の連続テレビ「らんまん」の主人公です。)